# 紐を引く四十人と、「花があがりました」の声

- **語り手**: 関川村在住（このアーカイブの運営者本人）
- **祭りとの関わり**: 大輪の担ぎ手（紐引き）
- **参加年**: 2025年・2026年の2回。いずれも午前のみ
- **確かさ**: 実体験（見聞きしたことと、人から聞いた話を分けて記す）
- **聞き取り日**: 2026年9月26日
- **本人確認**: 済（本人による記述）

> 運営者自身が担ぎ手として参加した記録です。
> **外から調べた話ではなく、その場にいた人間の記録**として残します。

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## 大輪は一基

出るのは**一基**です。

**車輪は二つ**。**木のまま**で、鉄の輪は巻いてありません。
大きさは、**人の背丈よりやや高い**くらいです。

## あおりは、四十人がかり

配置はこうです。

| 位置 | 人数 |
|---|---|
| 大輪の前 | 4人 |
| 車輪 | 左右に1人ずつ |
| 後ろ | 3人 |
| **紐** | **約30〜40人** |

笛と太鼓は、**大輪に乗っている人**が演奏します。
紐を引く側に、決まった掛け声はありません。

### 始まりの合図

あおりは、いつでも始まるわけではありません。

> **「張ってください」**
> **「◯◯様より花があがりました」**

この声で始まります。
「花」は祝儀のことです。**誰かが花を出すと、そこであおりが行われます。**

### 危ないこと

危ない場所には、防ぐ役の人がついています。
それでも、道路脇の小川に足が落ちたり、電柱にぶつかりそうになることはあります。
十分に注意を払っていますが、**軒先や電柱に当たることはあります。**

## 仁徳天皇には、お供がいる

大輪の上の人形は仁徳天皇です。

そして**「仁徳天皇のお供」という形で、毎年、人が同乗します。**
理由は確かめていません。

## 山車のほう

山車には、**踊り手のやくの女の子**が多く乗ります。
成人しているか、それに近い年代の人、**青年団に所属している人**が、男性は前、女性は後ろ。
安全誘導として男性が数人つきます。

山車にも**あおりはあります。**大輪ほどではありません。

**半被の色が違います。**大輪は深い紺色。山車はオレンジ色です。

## 樽神輿の七人は、家系で決まる

樽神輿を誰が担ぐかは分かりませんが、
**役割を担う七人は、家系で決まっている**と聞きました。

## 稚児舞はある

稚児舞は**あります。**誰が舞うのかは分かりません。
花笠踊りも、少しだけ見たことがあります。

## 渡邉邸の前で

私が参加した2025年と2026年は、こういう流れでした。

1. 渡邉邸の前にある**役場の駐車場**で、舞や踊りが披露される
2. 記念撮影
3. 休憩
4. **渡邉邸の前で、大輪のあおり**

休憩のとき、**神輿を担ぐ人**——半被ではない衣装の人たちが、
**渡邉邸の中へ入っていく**のを見ました。中で何があったのかは分かりません。

## 聞いた話（伝聞・未確認）

### 大輪を新しく作ったら、あおりの高さが上がった

2026年の祭りのときに、参加していた方から聞きました。

**新しく作ったところ、あおりの高さが上がった**そうです。
制作者が「実際にどう動かすのか見たい」と言うので実演したら、
制作者は驚いて、**「これは壊れる」**とこぼしたと聞きました。

### 神輿の飾りは京都から

祭りの運営に長く関わる方から、慰労会の席で聞きました。

**神輿の上についているもの**が京都から来たという話でした。
**渡邉邸が廻船業をしていて京都とつながりがあり、その時に運ばれてきた**とのことです。

酒の席だったので、どの部分かまでは覚えていません。

### 祭りは四百年くらい前から

**四百年くらい前から**という話を聞きました。根拠は確かめていません。

### 村上大祭は、下関から学んだ後発

村の情報に長く触れている方から、慰労会の席で聞きました。
下関大祭の認知度が低いのをなんとかしたい、という話の流れでした。

「学んだ」が何を指すのか——祭りの形か、屋台か、囃子か——は覚えていません。
村上の方から同じ話を聞いたことはありません。

> **これは下関に伝わっている話です。**
> 一般に知られている記録では、村上大祭は寛永10年（1633年）に始まったとされています。
> どちらが正しいという話ではなく、**下関ではこう語られている**という記録として残します。

## 分からなかったこと

- **ヤレカガオギレ** — 午前のみの参加だったため、行われていたか分かりません
- 大輪の保管場所、組み立ての時期と担当
- 人形が祭りの前どこに置かれているか、誰が載せるか
- 「何代目」という数え方をするか
- 「手木（てぎ）」という語を使うか

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## 註

- **この証言で、これまで「未確認」としていた複数の項目に答えが出ました。**
  大輪の基数（一基）、車輪の数（二つ）、稚児舞の有無（ある）など
- 車輪が**二つ**であることは、村上のおしゃぎり（二輪）と同じで、
  新発田の台輪（三輪）とは異なります。系譜を考えるうえで手がかりになります
- 「花があがりました」であおりが始まるという構造は、
  **公開されている紹介記事のどこにも書かれていません**
